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赤毛のアン

Anne of Green Gables

『赤毛のアン』アン・シャーリー illustrated by 夏ミトン
illustrated by 夏ミトン
赤毛のアン(3) [DVD]
巻数
第03巻
DVD品番
BCBA-0092→3609
発売日
1999年03月25日
収録時間
103分
ディスク
片面1層
ファイル
ドルビーデジタル
音声種別
モノラル
字幕
日本語(ON/OFF)
税別定価
¥3,800→¥1,800
メーカー
バンダイビジュアル
HP
詳細ページ ※外部
スタッフ/データ
脚本
神山征二郎
絵コンテ
奥田誠治
演出助手
馬場健一
背景
西原繁男
石橋健一
玉利和彦
加藤富恵
作画
篠原征子
桜井美知代
新川信正
岡豊
大島秀範
村田耕一
才田俊次
友永和秀
後藤紀子
橋本淳一
本放送日
1979/04/08
視聴率
14.8%
登場人物/キャスト等
あらすじ
第14章

教室騒動

アンがアヴォンリーの学校へ通うようになって またたく間に3週間が過ぎた
アンはフィリップス先生に辱めを受けた最初の日以来 一生懸命勉強に励んだ
そして あたかも乾いた土に降る雨のように アンは全てを貪欲に吸収していった

(橋の前で合流したアンとダイアナはいつもの通学路で学校に向かう)
「今日はきっとギルバート・ブライスが来ると思うわ」
「え?」

「夏じゅうずっとニュー・ブラウンズウィックのいとこの家の牧場を手伝っていて
 土曜日の晩帰ったばかりなのよ 忙しいんだギルって」
「ギル?」

「そう ギルバート・ブライス すごくハンサムなのよ アン」
「それに女の子たちをひどくからかうの」
「まるで命からがらの目にあわせるのよ」

「あっ」
(アンは学校の外壁にあったいたずら書きを思い出す)
( Take Notice! Gilbert Blythe + Julia Bell )

「ギルバート・ブライスって 学校の入り口の壁の所にジュリア・ベルの名前と一緒に“注目!”って書かれていた人のこと?」
「そうよ でもね でもギルバートは大してジュリア・ベルのこと好きじゃないって思うわ」
「だって あの人が掛け算の九九をジュリアのそばかすで勉強したっていうのをあたし聞いたんですもの」

「あら あたしにそばかすのことなんて言わないでよ」
「あたし こんなにそばかすだらけなのに思いやりがないわ」
「あっ・・」

「でもあたし 男の子と女の子のことで“注目!”なんて書くくらいバカげたことはないと思うわ」
「誰かあたしの名前を男の子と一緒に書く勇気のある人がいたらお目にかかりたいわ!」
「もちろん誰もそんなことしっこないけど・・」

「あら あんなのただの冗談のつもりなのよ」
「それに自分の名前は書かれっこないなんて決めちゃいけないわ」
「チャーリー・スローンはあなたにぞっこん参ってるのよ」

「え゛?」
「チャーリーはお母さんに… いーい? お母さんによ」
「あなたは学校で一番利口な子だって話したんだって!」

「顔がきれいだって言われるよりもずうっといいじゃない」
「いいえ そんなことないわよ」
「あたしは利口であるよりもきれいな方がいいわ」

「それにあたし チャーリー・スローンが嫌いよ」
「ギョロ目の男の子なんて我慢できないわ」

「でもね アン」
「これからは楽に1番になってられないわよ」
「ギルバートはあなたの組なんだもの」

「年はもう14に近いんだけど まだ4の巻をやってるの」
「4年前病気のお父さんと一緒にアルバータへ行って 去年帰ってきたんだけど
 向こうではほとんど学校へ行けなかったんだって」

「でも冴えてるんだギルって」
「ふーん・・」
「だからアンも今までみたいに簡単に1番にはなってられないかもしれないわよ」

「あら! あたし嬉しいわ」
「だって9つや10の小さな子供たちの中で1番になったって 本当の誇りに思うわけにはいかなかったんだもの」

(ギルバートが走ってきて丁字路で小さな男の子と合流する)
「やあ!」
「・・・待ってろ!」

(ギルバートは木の柵の上を器用に歩き バランスを崩しつつもリンゴを取って男の子に投げる)
「おおっ・・・」
「ほらっ!」

「やあ! ギルバート」
「ああ おじさん ただいま! 今日から学校さ あぁっ あっ っとっと」
(バランスを崩し柵から落ちかけるがなんとか堪えてさらにリンゴを取ってポケットに入れる)

「おやじさん 大事にしてやれよ」
「またそればっかり! 大事にしてるよ~!」
(ギルバートは柵から降り男の子と並んで リンゴを片手に弄びながら歩く)

「見てろ~!」
「それっ」
(ギルバートはリンゴを空高く投げ 学校のほうへと走り出す)

(男の子)「わぁ~」
「よっと」
(ギルバートは落ちてきたリンゴを見事にキャッチする)「はっはっはっは・・」

(一方アンとダイアナが歩いている後ろからはチャーリー・スローンが走ってやってくる)
「おはよう! アン ダイアナ」
「おはよう チャーリー」

「おはよう・・」(ぎこちない声でそう言ったアンはその後何も喋らなかった)
(・・・・・)
「じゃ僕先行くからね」

(チャーリーが走り去ると 後ろのほうから声が聞こえ出す)
「やあ ギルバート~」
(アンとダイアナは後ろを振り向く)

(後ろにはギルバートを取り囲むように集団ができていた)
「お帰り!」
「遅かったじゃない」

「行きましょ」
「うん」
(二人は歩き出し すぐに学校に到着する)
「おはよう」「おはよ」「おはよ~」

(授業中男の子たちがコオロギに紐をつけて競争させて遊んでいる)
「ほらっ ほらほらほら」
「ほらっ」)(「がんばれっ」

(アンとダイアナは1つの机に並んで座っている)
「あなたの所から通路を中にして同じ列に座ってるのがギルバート・ブライスよ」
「ハンサムかどうかちょっと見てごらんなさいよ」

(アンが横目で見てみるとギルバートは前に座っているルビー・ギリスにイタズラを仕掛けていた)
(ギルバートはルビーのおさげ髪を自分が座っている机にピンで留めた)
(ギルバートはアンに見られたのに気付いたが 何もなかったかのようにすまし顔でいた)

(課題ができたルビーは)「先生 できました!」(と立ち上がろうとしたがおさげ髪がピンで留められていて)
「あぁっ!」
(ルビーは後ろを振り向き)「もぉ」

(フィリップス先生)「静かに! ルビーよそ見をしないで」
(ルビーは前を向くが 泣き出してしまう)「わあぁ・・あ・・あ・・」
(先生)「静かに!」

(ルビー)「う・・ ぅ・・」
(ギルバートは悪びれもせずアンに向かってウインクする)
「はっ!・・ ふんっ!」

「あなたのギルバートは確かにハンサムだと思うわ」
「でも ずうずうしすぎるわね」
「知らない女の子にウインクするなんて失礼よ」
「ウインク?」