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アルプスの少女ハイジ

Heidi, Girl of the Alps

『アルプスの少女ハイジ』 illustrated by かりん
illustrated by かりん
アルプスの少女ハイジ(04) [DVD]
巻数
第04巻
DVD品番
BCBA-0167
発売日
1999年08月25日
収録時間
103分
ディスク
片面1層
ファイル
ドルビーデジタル
音声種別
モノラル
字幕
日本語(ON/OFF)
税別定価
¥3,800
メーカー
バンダイビジュアル
HP
詳細ページ ※外部
スタッフ/データ
脚本
吉田義昭
絵コンテ
富野喜幸
協力
東京スタジオセンター
あんだんて
作画
OHプロダクション
才田俊次
米川功真
真鍋譲二
牛越利夫
動画チェック
篠原征子
水田めぐみ
背景
窪田忠雄
蔵田和美
川本征平
番野雅好
撮影
トランスアーツ
熊瀬哲郎
荻原亨
編集
瀬山武司
演出助手
早川啓二
進行
高砂克己
本放送日
1974/03/31
視聴率
22.3%
登場人物/キャスト等
あらすじ
第13話

再び牧場へ

[01:15]Aパート
ペーターは目を覚ますとパンをかじってすぐに家を出ます。
山を駆け下り、デルフリ村まで元気に走っていきます。
ペーターは村の水飲み場に到着すると口笛を吹きました。

「やあ、ペーター」
「今年も世話になるよ」
村人が次々に現れ、それぞれヤギを連れてきています。
今日は春になって初めてヤギを山へ連れていく日なのでした。

ハイジも今朝は早く起きたようで、顔を洗うとすぐにヤギのシロとクマを外に出します。
ハイジは山の牧場に行くのをずっと楽しみにしていたのです。
ハイジは待ちきれないようでシロとクマと一緒に跳びはねます。

[04:45]POINT
すると口笛が聴こえてきました。
「あっ ペーターよ」
「わあぁ… ペーターがみんなを連れてくるわ わーい!」

「ハイジ」
おじいさんが呼んだのにも気づかなかったようです。
慌てて駆け下りたのでハイジは転んでしまいました。
でも今のハイジには全くダメージ無く、それどころか横になって自ら斜面をゴロゴロと転がり下りていきました。

「ハイジ!」
今度は声を張り上げて呼んだため聴こえたようでハイジは転がるのを止めました。
「あまりはしゃぎ回るんじゃない ケガでもしたら上へは行けないぞ」
「うん」

それでもハイジは嬉しくて抑えきれないようです。
「ペーター!」
「ハイジー!」

「ユキちゃん 忘れなかったのね 覚えててくれたのね」
「アトリ~」
「暴れん坊も!」

ヤギがみんなハイジの周りに集まってきていました。
「さあ、行きましょう!」
ハイジは口笛を吹いて、真っ先に走っていきました。

「おーい! ハイジ」
ハイジはまたおじいさんの呼ぶ声が聴こえなかったようで、駆け上がって行ってしまいました。
お弁当を持っていかなかったのです。

「ペーター」 「おはよう、おんじ」
「ん~、大将、今年も頼むぞ」 「うん」
「ハイジの弁当だ」「夢中になって忘れていきおった」

「ペーター! 早く~!」
「それからな、わしは村まで行ってくる」
「お前たちの帰るまでには戻っておると思うが、ハイジには言っといてくれ」
「うん、じゃあ!」

山の牧場へ向かう間、いろんな動物たちに会いました。
その中には小鳥の群れもいました。
「ピッチ-!」

ハイジはその小鳥の群れを追いかけ、ピッチ-と連呼しました。
小鳥たちが木に止まっているところを見上げてハイジは大きな声で「ピッチ-!」と声をかけると一斉に飛びたち、ハイジはまた小鳥たちと一緒になって走りました。

小鳥たちはハイジよりも速いので飛んでいってしまいましたが、ハイジは上機嫌でした。
「ペーター、 やっぱりピッチ-だったわ」
「どれがさ?」
「みんなよ、みんなピッチ-だったわ」

[11:05]Bパート
ペーターは昼寝していますがハイジはまだ興奮冷めやらぬという感じで、タカを追いかけ、残った雪に足を突っ込み、かわいいのの赤ちゃんを見つけました。
今度は大きな角の旦那を捜して、ハイジは谷を見下ろします。

谷には雪がまだたくさん残っていて、そこに一頭のアイベックスがいました。
アイベックスはハイジに気づいたのか、あっという間に崖を登っていきました。
「わあっ 旦那! すごい!」

ペーターが目覚めると辺りにはハイジがいませんでした。
「おかしいな、どこへ行っちゃったんだろう?」
ペーターが捜していると、後ろ手に何かを隠したハイジが現れました。

「どこへ行ってたんだ、もう~心配しちゃったじゃないか」
「うふふ…、ほら! これ作ってたの」
ハイジは花の首飾りをたくさん持っているのを見せます。

「へえ…」
「これペーターのよ かけてあげる」
「いいよ そんなの」

「よくないわよ」
「せっかくペーターに作ってあげたんだから」
ペーターは渋々といった感じでかけてもらいますが、まんざらでもないようです。

「今日は特別なの 春だもん!」
「うん」
するとハイジはみんなにもかけてあげると言ってヤギたちにも花輪をかけて回ります。

ユキ、暴れん坊、アトリ、ペーターのヤギ、シロ、クマ、…ヤギたちはみんな跳びはねています。
「ねえ、ペーター みんな嬉しいのよ!」
「花輪が好きなのよ!」

「どうかな~?」「あれ?」
ふと見ると暴れん坊が花輪を食べていました。
ペーターは大笑いです。

しかしその時、ペーターは雲の動きに目をやって急に表情を険しくしました。
「くるぞ…」
ペーターは長く口笛を吹いて号令をかけます。

「ハイジ! 岩棚まで下りるんだ」
急に雷鳴が轟きます。
ペーターとハイジ、ヤギたちは走って岩棚を目指しますが、辿りつく前に雨が降りだしてしまいました。

ヨーゼフは山小屋の前にあるベンチの下で寝ていましたが、何か虫の知らせでもあったのか雨降るなか出ていって山の上のほうをじっと見ると、吠えながら走って山を登り始めました。
ハイジとペーターはヤギたちと一緒に岩棚の下で雨宿りしています。

ヨーゼフはケルンまでやってきて辺りを見回します。
しばらくすると雨は止みました。
晴れてハイジが岩棚の外に出ていくと、見たことのない小さなヤギがいるのに気づきます。

「ペーター、このヤギどうしたの?」
「え? 知らないな」
「知らないヤギちゃん、どこから来たの?」

すると今度は遠くから人の声が聴こえてきました。
「チーロー!」 「チロ~!」
どうやらこの迷子のヤギがチロという名前らしく、捜しにきた青年は目の前のヤギを捕まえると木の枝で叩き始めました。

「よしてよ!」 「よせよ~」
「な、なに~! 泥棒め」
「え?」

「お前がヤギ飼いなら俺がどんな思いをしてチロを捜していたか知ってるはずだ」
「こいつを盗んで知らんぷりしていたんだろう?」
「知らんぷりだなんて」

「違うわよ、そんなこと」
「訳も聞かないで泥棒なんて、ひどいわ!」
「な、何だい このチビ」

ヤギ飼いの青年に言いがかりをつけられたペーターにハイジが加勢し、口喧嘩が始まってしまいました。
しかし元々言いがかりだったこともあって口では青年の方に分が悪く、暴力に出てきました。
青年がハイジに向かって木の枝のムチを振り上げたので、ペーターは青年に飛びかかっていきました。

「やめろー!」
そしてとうとう殴り合いになってしまいました。
しかし子供と大人の体格の違いから、ペーターはハイジと共に善戦はしたものの敗色が濃く見えてきました。

[20:40]POINT
「いいわ、いいわよ こっちにはヨーゼフがいるんだから」
「あんたなんかに負けないわ!」
「ヨーゼフ? な、何だいそりゃ?」

「犬よ! あんたの倍もある大きな犬よ!」
「怖いんだから… そこにいるんだから!!」
ハイジは8時の方向を指さします。

「えっ?」
青年は辺りを見回します。
「ふん、どこだよ? どこにそんなものがいるんだよ」
「騙されるもんか!」

ハッタリだったので青年の剣幕にハイジは怯えますがその時…
(ワン!)
「あっ?」

稜線の陰から大きな犬が現れました。
「ヨーゼフ!」
「あれぇ 本当にヨーゼフが」

ヨーゼフが吠えながら駆け寄ってきます。
「あああ…」「た…助けてくれぇ~!」
ヤギ飼いの青年は足早に逃げていきました。
「ヨーゼフ~」「ありがとうヨーゼフ」

ハイジたちが山小屋まで帰ってくると、既におじいさんも帰ってきていました。
ハイジはおじいさんに“ヨーゼフに助けられた”“噛みついてやった”などと話しますが、説明不足でおじいさんには何のことやらさっぱり分かりませんでした。

ハイジはおじいさんが背中に何か隠し持っているのに気づきます。
「あら? なあに?」
「ん…いや、こりゃあ…」

「わあ、帽子」
「町のおみやげだ」
「わあ!」
「おじいさん ありがとう」

「ペーター!」
ハイジはペーターに帽子を見せに行ってしまいます。
「お、おい! それで何があったんだね!?」
おじいさんはハイジに何があったのか気になったままですが、おみやげが気に入ってもらえて満足そうです。

アルムの夕焼けも春の暖かさがいっぱいです。 おじいさんに買ってもらった帽子、それはハイジの新しい春の装いなのでした。

[23:45]予告
アルムの山にも再び夏が訪れました。 明るく楽しい毎日を過ごしていたハイジは、ある日お乳の出が悪いユキちゃんが殺されてしまうことを聞かされ、すっかり悲しくなってしまいます。 そんなハイジを見たおじいさんは、お乳の出がよくなる薬草があることを教えてあげるのでした。 ハイジは身の危険もかえりみず岩場へ薬草を探しに出かけますが、とうとう足を踏み外して岩場から落ちてしまいます。
次回は「悲しいしらせ」お楽しみにね。

[24:25]エンディング