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アルプスの少女ハイジ

Heidi, Girl of the Alps

『アルプスの少女ハイジ』 illustrated by かりん
illustrated by かりん
アルプスの少女ハイジ(03) [DVD]
巻数
第03巻
DVD品番
BCBA-0166
発売日
1999年08月25日
収録時間
103分
ディスク
片面1層
ファイル
ドルビーデジタル
音声種別
モノラル
字幕
日本語(ON/OFF)
税別定価
¥3,800
メーカー
バンダイビジュアル
HP
詳細ページ ※外部
スタッフ/データ
脚本
大川久男
絵コンテ
斎藤博
協力
東京スタジオセンター
あんだんて
作画
OHプロダクション
才田俊次
米川功真
真鍋博
動画チェック
篠原征子
水田めぐみ
背景
川本征平
椋尾篁
窪田忠雄
番野雅好
撮影
トランスアーツ
熊瀬哲郎
荻原亨
編集
瀬山武司
演出助手
早川啓二
進行
麻生学
本放送日
1974/03/17
視聴率
23.0%
登場人物/キャスト等
あらすじ
第11話

吹雪の日に

[01:15]Aパート
アルムの冬は厳しく、毎日雪は小止みなく降り続いています。 おじいさんとペーターの家を直しに行ってからも、ハイジは短い晴れ間をぬっておばあさんに会いに行くことを楽しみにしていました。
おばあさんとブリギッテも、ハイジがいつ来るかと楽しみに待っています。

「あ~あ 困ったな~」
「いったい、いつになったら止むのかしら」
「早く止んでくれないかな ほんとに困っちゃうわ」
「おばあさん、きっと首を長くしてあたしを待っていると思うわ」

ハイジは雪に閉じ込められて退屈なのか、ヨーゼフに話しかけたり、おじいさんに雪がいつ止むのか尋ねたりしていました。
ハイジが窓から外を眺めているとウサギがあらしの木に向かって走っていきました。

ハイジはさっそく干し草を持っていきました。
もう慣れているのかウサギたちは逃げないどころか、ハイジを待っていたかのようです。
そのとき、ハイジは雪が止んでいることに気が付きました。

「やっとこれで、おばあさんのとこへ行けるわ」
しかしおじいさんは辺りを見回して言います。
「こりゃいかん 吹雪が来るぞ」
「え?」

「ハイジ、この天気は本物じゃない」
「あと2、3時間もするとたぶん吹雪になるだろうな」
「吹雪に? でもおじいさん、お陽様が照ってきたわよ」

「なに、ほんの一時の出来事さ」
「雲の動き具合や遠くの山の見え具合でおじいさんにはそれがよく分かるんだよ」
「ふ~ん…」

ハイジはそのことをウサギたちに教えてあげようとあらしの木に向かいます。
ハイジが動物だちに話しかけていると銃声が聴こえてきて、動物たちは散り散りに逃げていきました。

[05:35]POINT
ハイジが音がしたほうに行ってみると、子鹿が猟犬に追われていました。
子鹿はハイジの目の前を通過して後ろにかくれるように回り込み、ハイジはちょうど犬との間に入り込む形になりました。
「ダメよ! ダメ!」

「あっち行ってよ あっち行け! イーッ!」
それでも猟犬は今にも飛びかかって来そうに構えています。
するとその時、ヨーゼフが来て飛びかかっていきました。
巨体のヨーゼフに体当たりされたのでその猟犬はひとたまりもなく弾き飛ばされ、退散していきました。

「おい、いたぞ! こっちだ」
今度は鉄砲を持ったハンターが2人やってきました。
ハイジは鹿をかばうように立ちはだかります。

「おおい、チビさん ちょっとそこをどいておくれ」
「危ないよ、どきなさい」
「どうして?」
「そのシカはおじさんたちのもんだよ、どきなさい」
「イヤよ!」

ハンターたちは執拗にハイジをどかして鹿を捕えようとしますが、ハイジは頑として鹿をかばい続けます。
やがてハンターたちの後ろからペーターがやってきました。
ペーターは山の案内としてハンターに雇われているようです。

ペーターも、鉄砲のタマに当たったら死んじゃうからとハイジを説得しますが、ハイジは動きません。
ハンターたちは根負けして鹿をあきらめ、山小屋で休むことにしました。

「じいさん、ちょっと休ましてもらうよ」
ハンターたちは山小屋にズカズカ入ってきて勝手にイスを動かして火に当たりました。
おじいさんは2人を無視しているようです。

「よう、大将」 「こんちは~」
「ハイジ、昼飯にしよう」「大将、お前も食うか?」
「えっ? うん!」

おじいさんはチーズを3切れ串に刺して火で炙ります。
「ほう うまそうだな、じいさん」
「我々にもチーズをくれんかな?」
「お前たちに食べさせるチーズは何もない!」

おじいさんはハンターからイスも取り上げ3人で昼食を始めました。
「どうやら、村の連中のうわさは本当らしいな」
「こんな所に一人で暮らしてると頭がおかしくなっちまうのさ」

ハンターたちは大角の旦那をターゲットに狩りを再開することにし、ペーターを案内に連れていこうとします。
しかしハイジはハンターに言います。
「行っちゃだめよ 吹雪が来るわ」

「あと2時間もすれば吹雪になる」
「今のうちにさっさと山を下りることだ」
しかし、ハンターたちは嘲笑います。

「こんな天気なのに吹雪が来るんだとさ」
「こっちの頭までおかしくなりそうだ」
そしてハンターたちは座ったまま立とうとしないペーターを急かします。

「ぼく行かない」
「なに? お前、山を案内する約束だったじゃないか」
「お金が欲しくないのか?」
「そりゃあ… 欲しいけど、行かない」

ペーターはおんじが吹雪になると言ったら絶対になるのだと分かっていたので、決して行こうとしませんでした。
ハンターたちは呆れて出ていきました。
「行っちゃダメーーー!」

ハンターたちは聞く耳を持ちませんでした。
ハイジは追いかけて再度引き止め、村のほうを指さして下山をすすめましたが、ハンターたちはバカにしてハイジの指さす反対方向に歩いて行ってしまいました。

[12:05]Bパート
ハンターたちは宣言どおりアイベックスを追い回していました。
しかし、さすがアイベックスはすばしこく、上へ上へと逃げていきます。
すると雪がちらつき始めました。

ハンターたちは少し不安にはなったものの、すぐ晴れるだろうとさらに山の上のほうへと走っていきました。
しかしだんだんと降りが強くなり風も出てきて、あっという間に吹雪になってしまいました。

ハイジは山小屋の窓から外を眺め、さっきあんなことがあったにもかかわらず、ハンターたちのことを心配していました。
おじいさんは雪が吹きつけて窓が危ないからと、外から雨戸を閉めに行きました。

[14:40]POINT
ハイジが外を覗いている窓の雨戸を閉めようとした際おじいさんは、ハイジが心配そうにしている顔を正面から見てしまい、ハンターのことなどどうでもよかったがハイジを慮ってこの事態をどうすべきか考えさせられました。

吹雪の危険さを誰よりも知っているおじいさんですから、助けに行くとするのなら命を懸ける覚悟をしなければなりません。
しかし、その後もハイジはハンターたちのことをずっと心配し続けているのでおじいさんはいたたまれなくなり、ヨーゼフと一緒にハンターたちを捜しに行くことを決意しました。

おじいさんとヨーゼフがしばらく捜索していると、ヨーゼフが何かを見つけたらしく吠えました。
おじいさんが駆け寄ると、鉄砲が落ちていました。
辺りを見回し吹雪の切れ目で視界が開けると、すぐ先は谷で崖になっていました。

おじいさんが谷の方へ向かって歩いていると、ハンターたちが連れていた猟犬が吠えているのが聴こえてきて、その犬の方へ行ってみるとハンターの二人が崖の下で風をよけてうずくまっていました。
二人は低体温症になっているのか意識がもうろうとしているようです。

動けないハンターたちを、一人はソリに乗せてヨーゼフが引き、一人はおじいさんが背負って歩きました。
おじいさんは途中雪に足をとられて滑り、背負っていたハンターと一緒に崖から落ちそうになりますが、すんでのところで踏みとどまります。

山小屋ではペーターとハイジが、ヤギの乳をしぼり部屋を暖かくしたりしておじいさんたちを迎え入れる準備を整えていました。
しかしそれから随分と時間が経ち、ハイジとペーターは待ちくたびれてウトウトとし、眠ってしまいます。

たき火が小さくなってきた頃、遠くから犬の吠える声が聴こえてきました。
「ヨーゼフだわ!」

おじいさんはヨーゼフと一緒に、ハンター二人を救助して下山して来ました。
ハイジはおじいさんに飛びつきます。
「おじいさん おじいさん!」 「よかった おじいさん」

「おじいさん 大丈夫?」 「何ともないの? 大丈夫?」
「ハイジ…」 「大丈夫さ 大丈夫だとも」
おじいさんは大丈夫だと言いましたが、実際は命からがらでした。

上天気となり、ハイジはペーターと一緒にソリで滑り下りて行きました。
ハンターたちは山小屋で温まり、少し回復したようです。
「じいさん 俺たちが悪かった あやまるよ」

「本当にすまない 許してくれ」
「わしにあやまることはない」
「わしはただ、あの子があんまり心配するから捜しに行っただけだ」

「おばあさーん!」
ハイジはやっとおばあさんに会いに行くことが出来ました。

[23:45]予告
吹雪に明け暮れていたアルムの山にも春が忍び寄ってきました。 いち早くその気配を感じとったハイジとペーターは、すっかり嬉しくなって野山を駆け回ります。 解けかけた雪の中に美しく咲いている花を見つけたハイジは、それが春を告げる雪割草の花であることを知り、おばあさんに届けてあげることにしました。 一方、アルムの山々では恐ろしい雪崩が起こり始めています。
次回は「春の音」お楽しみにね。

[24:25]エンディング