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アルプスの少女ハイジ

Heidi, Girl of the Alps

『アルプスの少女ハイジ』 illustrated by かりん
illustrated by かりん
アルプスの少女ハイジ(02) [DVD]
巻数
第02巻
DVD品番
BCBA-0165
発売日
1999年08月25日
収録時間
103分
ディスク
片面1層
ファイル
ドルビーデジタル
音声種別
モノラル
字幕
日本語(ON/OFF)
税別定価
¥3,800
メーカー
バンダイビジュアル
HP
詳細ページ ※外部
スタッフ/データ
脚本
大川久男
絵コンテ
山崎修二
協力
東京スタジオセンター
あんだんて
作画
OHプロダクション
才田俊次
米川功真
真鍋博
動画チェック
篠原征子
水田めぐみ
背景
西芳邦
西原繁男
石橋健一
撮影
トランスアーツ
熊瀬哲郎
荻原亨
編集
高橋佽男
演出助手
早川啓二
進行
富岡義和
本放送日
1974/02/24
視聴率
21.8%
登場人物/キャスト等
あらすじ
第08話

ピッチーよどこへ

[01:15]Aパート
ハイジが山へ行かなくなって短い秋が訪れ、新しい雪が峰々を真っ白に輝かせています。
ペーターがアルムの山小屋まで来たとき、ハイジはまだ寝ていました。
いつもならピッチーが起こしてくれていたのに今日は来なかったようです。

「おはよう ペーター ピッチー見なかった?」「ううん」
おじいさんも今朝はピッチーを見ていないと言うのでハイジは心配になって捜し回ります。
「ピッチー!」「ピッチー!」

やっぱりピッチーはどこにもいません。
ハイジはなぜピッチーが来なかったのかおじいさんに尋ねますが、おじいさんにも分かりません。

おじいさんは木を削って何かを作っていますが、余った木っ端を積み木に見立てて「さあ これで何か作ってごらん」とハイジに渡します。
「うん」
ハイジは笑顔になり気を取り直して何かを作ろうとした矢先、小鳥の鳴く声が聴こえてきます。

「ピッチーだわ!」
喜んだのも束の間「ピッチーじゃないわ」と、屋根裏から小鳥が飛んでいくのが見えました。
ガッカリして小屋に入ろうとすると後ろから小鳥の声がします。

柵にとまっている小鳥を見てハイジは「ピッチー!」
「ピッチー 今朝どうして来てくれなかったの?」
「心配しちゃったじゃない」

ハイジが話しかけるものの、その小鳥は飛び去ってしまいます。
「あっ どうしたの? ピッチー おいで!」
「ピッチー!」「ピッチー!」・・・

「待ってピッチー!」
「ハイジ」おじいさんが呼びかけるのも聞かずハイジはその小鳥を追いかけていきます。
「ヨーゼフ」おじいさんはヨーゼフにハイジを止めさせようとしましたが、ヨーゼフは動こうとしませんでした。
ハイジは小鳥を追いかけて森のほうへ行きますが、小鳥は全然止まらず奥の方へ飛んでいきます。

[05:10]
するとその時、ピッチーと同じ姿をした小鳥がたくさん群れをなして飛び立っていきました。 「ピッチー」「ピッチー!」
その中の一羽が一旦群れから離れて戻ってきます。

「ピッチー」
ハイジの上で一周回ってまた群れのほうへ戻っていきました。
「ああっ」「あっ!」ピッチーが行ってしまうのを見てハイジは慌てます。

「ピッチー ああっ」
慌てて追いかけようとしてハイジは転んでしまいます。
それでもハイジは追いかけ、捜し続けました。

おじいさんは木加工を続けていましたが、戻ってこないハイジが心配になり「やっぱりヨーゼフに行かせよう」
「ヨーゼフ!」
おじいさんは呼びかけますが、ヨーゼフはどこにもいません。

ハイジは村の近くまで下りてきていました。
ピッチーに逃げられて寂しくなって、また疲れてしまったのかハイジは座り込んで涙を浮かべています。

[07:50]POINT
すると後ろからヨーゼフがやってきました。
ヨーゼフは動かなかったのではなく、ずっとハイジを見守ってついて来てくれていたのです。
ヨーゼフは黙ったままハイジのすぐ横に並ぶように伏せます。

「ねえヨーゼフ ピッチーはどうして行っちゃったのかしら」
ハイジはヨーゼフに色々話しかけますが、ヨーゼフは欠伸をするばかりです。
それでもハイジは話せたことがよかったのか笑顔が戻ってきました。

ハイジはヨーゼフと一緒に山を登り始めます。
すると、早めに下山してきたペーターたちと遭遇します。
ハイジはなぜピッチーが逃げて行ったのかペーターに尋ねるとペーターはハイジのとこが嫌になったからだと言ったので
「ペーターのいじわる あんたなんかキライよ!」と怒ってしまいました。

[10:05]
ハイジは山小屋に帰ってきました。
「お帰り どうだったね?」
・・・・・・

ハイジはおじいさんの仕事場の外でしばらく立ち尽くしていましたが、感情が込み上げてきておじいさんにしがみついて泣き崩れました。
「そうか せっかく育てたのにな」
・・・

「さあハイジ もう泣くんじゃない」「うん」
「ねえ ピッチーはどうして逃げてっちゃったの?」「あたしが嫌いになったから?」
「いやいや そんなことはないさ」「きっと寒くなってきたんで暖かい所へ引っ越していったんだろう」

「暖かい所へ?」「うむ ピッチーがいくらハイジのことを好きでもこの寒い山の上では冬を過ごすことはできないんだよ」
「一人ぼっちでここにいるより暖かい所で仲間と一緒に暮らす方がずっといいんだ」
「それでピッチーは他の鳥と一緒に飛んでったんだわ」「うむ」「そうだったの ピッチー」

「でも おじいさんはどうして他の人と一緒に暮らさないの?」「ん?」
「人間だって鳥とおんなじでしょ?」
「鳥にだって色々あるさ ハイジ」「タカのように一人っきりで暮らす鳥もいるだろう?」
「じゃあ おじいさんはタカ?」

「はっははは… おじいさんはな、一人じゃなくてハイジと暮らしておる」
「うふふふ ヨーゼフもよ」
「はっははは… さあ、元気をお出し」「ピッチーは春になればきっとまた帰ってくるよ」
「ほんと? 帰ってくるの?」「うむ 仲間と一緒にな」

[12:40]Bパート
翌朝ペーターが山小屋を訪れおんじに尋ねます。
「ハイジは?」「中にいるよ」
「まだ怒ってるの?」「さあな」「出てこないところをみると、そうらしいな」
ペーターは気になって仕方がないという感じのまま山を登っていきました。

おじいさんが小屋の扉を開けると、扉の陰に隠れるようにハイジは立っていました。
「どうしてペーターを見送ってやらなかったんだね?」「だいぶ気にしてたぞ」
「だってペーターったら!」「はっは… 分かった 分かった」
「それよりハイジ 今日はいい所へ連れてってやろう」

ペーターは山の牧場に向かう間もずっと気もそぞろでした。
しかし飛んでいる小鳥を見てアイデアが浮かんだのか、小鳥を捕まえようとします。
崖の途中にある巣からヒナを捕まえようとしますが、ヒナはいないうえ親鳥につつかれて転げ落ちてしまいます。

ハイジとおじいさんは森の中を進み、さっき言っていた“いい所”に向かっています。
「いい所ってどこ?」「何をしに行くの?」
「栗拾いだよ」「栗だけじゃない、山ブドウだってどっさりあるぞ」

「おじいさんだけが知っている秘密の林なんだ」
「秘密って、ペーターも知らない所なの?」
「もちろん あんな食いしん坊に教えたらいっぺんに無くなってしまう」

[16:20]
そんなことを言われているペーターですが、今度は罠を仕掛けて鳥を捕まえようとしています。
しかし、罠に仕込んだ餌をアトリが食べてしまったり、ユキに罠を踏み潰されてしまったり、そのユキをどかしていたら壊れた罠に鳥が寄ってきていたりとチグハグで上手くいきません。

ハイジは前掛けいっぱいに栗をかかえて運び、山のように積み上げます。
それでもハイジは、いじわるなことを言ったペーターには教えないと言います。
「あら?」「あれなぁに? おじいさん」
赤や黄色の葉がタープのように木にへばり付いているところが幾つかあります。
「はっはっは 中に入ってみれば分かるよ」

・・・
「わぁ~! すっごい!」
中は山ブドウでいっぱいでした。
「ペーターが見たらびっくりするだろうな」

おじいさんとハイジは倒木に座って山ブドウを食べました。
「あっははは おじいさんのヒゲ」「ん?」
「真っ赤よ」「はっはっは ハイジだって」

ついにペーターが仕掛けた罠に鳥がかかりました。
「わっ やったー!」
しかし、見に行ったペーターは表情を曇らせます。

「何だ お前か」
さっき崖にいた親鳥でした。
「ちぇっ」「あんまり可愛くないけどハイジこれでガマンしてくれるかなぁ?」

[20:25]POINT
夕方になり、ペーターはアルムの山小屋でハイジが帰ってくるのを待っています。
ハイジは帰ってくるとペーターがいるのに気づきます。
「ペーター」   「ハイジ…」

ハイジの機嫌は直っていたように見えましたが「ふん」と言ってペーターを無視して小屋に入ろうとします。
するとペーターは手の中の小鳥をハイジに見せます。
さっき捕まえた鳥とは違うので、ペーターは頑張って可愛い鳥を捕まえてきたようです。

「えへへ 昨日はごめん ピッチーの代わりに捕まえてきたんだ」
・・・
「ほら」
・・・
「ペーター…」

ハイジはペーターの両手を握ります。
「ありがとう」
「い、いやあ…」
ペーターは小鳥をハイジに手渡します。

「じゃ さよなら」
「あっ 待って」「え?」
「これ あげるわ」とハイジは両手にいっぱいの山ブドウと鞄いっぱいの栗をペーターに分けてあげます。

「さっきまでペーターのこと悪く思ってたの」「ごめんね」
「いいや ありがとうハイジ」「じゃ さよなら」
ペーターとハイジは仲直りしました。

ペーターに捕まえてもらった小鳥は、おじいさんは鳥かごを作ってやると言いますがハイジは、小鳥はみんなと暮らす方がいいからと逃がしてあげることにしました。
「さようなら ピッチー」
飛び去る小鳥を見送りながらハイジはピッチーにお別れを言いました。

[23:45]予告
アルムの山にも厳しい冬がやってきました。 山小屋はすっぽり雪に包まれてしまいます。 ハイジはペーターやヤギのユキちゃんたちに会えなくなってちょっぴりさびしいのですが、おじいさんの仕事を手伝ったり、嵐の木に集まる動物たちの世話をしたりして初めての冬を過ごします。 そんなある日、ハイジを訪ねてきたのは雪ダルマになったペーターでした。 アルムの山小屋に暖かい焚き火が燃え上がります。
次回は「白銀のアルム」お楽しみにね。

[24:25]エンディング