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名作アニメの杜
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巻数/DVD品番 第3巻/BCBA-0092→BCBA-3609
発売日 1999年03月25日→2009年08月25日
スペック 103分/ドルビーデジタル(モノラル)/片面1層
日本語字幕(ON・OFF)
通常音声/副音声(BGM、SEのみ)
税別定価 ¥3,800→¥1,800
メーカー バンダイビジュアル
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名作アニメの杜
第11章 第12章 第13章 第14章

第12章 アン・告白する

本放送日 1979/03/25
視聴率 18.4%
脚本 神山征二郎/高畑勲
絵コンテ とみの善幸
演出助手 馬場健一
背景 西原繁男/石橋健一/玉利和彦/加藤富恵
作画 篠原征子/桜井美知代/新川信正/岡豊/大島秀範/村田耕一/才田俊次/
友永和秀/後藤紀子
アン・シャーリー 山田栄子 ハーモン・アンドリューズ
マシュウ・カスバート 槐柳二 ジェーン・アンドリューズ
マリラ・カスバート 北原文枝 ナレーター 羽佐間道夫
ダイアナ・バリー 高島雅羅 グリーン・ゲイブルズ
バリー夫人 武藤礼子 アイドルワイルド
ミニー・メイ・バリー 小山まみ きらめきの湖
ジェリー・ブート 田中亮一 バリーの池
子供達 a 角谷美佐 教会
子供達 b 高木早苗 日曜学校
子供達 c 向殿あさみ 雪の女王
子供達 d つるたきみこ ブローチ
子供達 e 間嶋里美 アイスクリーム
レイチェル・リンド 綿じゅす
ヴィリアム・ベル ピクニック
メアリー・ベル コーデリア・フィッツジェラルド姫
(マシュウは納屋の前に農作業用の馬車を用意しており そこにジェリー・ブートが飛び乗ると馬車を出す)
アンが白状しないまま一夜明けた水曜日の朝は ピクニックにはおあつらえ向きのうららかな上天気であった
マシュウとジェリー・ブートは干し草を刈りに出かけ マリラは重い心を引きずってアンの部屋へ出向いた
名作アニメの杜
(朝食をもってアンの部屋をノックして入るマリラ アンは俯き気味の暗い表情でベッドに腰掛けている)
(二人とも無言だったが マリラが朝食を載せたトレーをイスに置こうとするとアンが口を開く)
「マリラ・・」
名作アニメの杜
「あたし 何もかも白状するわ」
「はぁ〜 やっとかい」
(マリラは朝食のトレーをイスに置く)
名作アニメの杜
「ではあんたの話を聞かせておくれ アン」
(俯いていたアンは顔を上げマリラの方を見て)
「あたし紫水晶のブローチをとりました」
名作アニメの杜
「マリラの言った通りあたしがとったの 部屋に入った時はとるつもりはなかったのよ」
(回想:針山にブローチが刺さっている)
(回想:「うわぁ〜」
名作アニメの杜
(回想:「わぁ〜」
(回想:躊躇したがブローチを手にとるアン そして襟首につけてくるくると回ってみたりする)
「でもね 胸にブローチをつけたらとってもきれいだったので あたし誘惑に打ち勝てなかったの」
名作アニメの杜
(回想:鏡の中のアンは白い服にブローチをつけ ベールを被りティアラを載せていて 後ろには宮殿のような柱もある)
「ブローチをつけてアイドル・ワイルドに行ってコーデリア・フィッツジェラルド姫のように振る舞ったら
 どんなに素晴らしいだろうって思ったの」
名作アニメの杜
「本物の紫水晶のブローチをつけていれば 自分がコーデリア姫だと思うのにずっと簡単でしょうからね」
「ダイアナと一緒にバラの実で首飾りをこしらえたんだけど 紫水晶に比べたらバラの実なんてものの数じゃないわ」
(回想:ブローチをつけたアンが泉のほとりでくるくると回ると 水面に映った姿がコーデリア姫に)
名作アニメの杜
「それであたし ついブローチをとってしまったの」
「マリラが帰ってくる前に元の所に戻しておくつもりだったのよ」
「なるたけ長い間ブローチをつけていたかったので あたし街道を通って回り道をして行ったの」
名作アニメの杜
「そして きらめきの湖に架かっている橋を渡る時 もう一度よく見ようと思ってブローチを外したの」
(回想:コーデリア姫の格好をしたアンが橋を歩いている)
(回想:「わぁ〜 日の光を受けてブローチがどんなにキラキラ輝いたことか」
名作アニメの杜
(回想:アンはブローチを高く掲げるが ブローチを湖に落としてしまう)
(回想:「あっ」
(回想:「あああぁ・・」
名作アニメの杜
「そう 沈んでいったの」
「紫色に光りながら下へ下へとズンズンズンズン・・」
「ブローチはきらめきの湖の底に永久に沈んでしまったわ」
名作アニメの杜
「これがあたしの精一杯の告白なの」
「・・・・」
「アン ひどいじゃないか!」
名作アニメの杜
「あんたみたいな悪い子がいるなんて聞いたこともないよ!」
「ええ あたしもそう思うわ」
「そしておしおきを受けなくちゃならないことも分かってるわ」
名作アニメの杜
「あたしをおしおきするのはマリラの務めよ どうかそれを今すぐ済ませて下さらない?」
「何も気にかけずにせいせいした気持ちでピクニックに行きたいんですもの」
「ピクニックだって? まさか!」
名作アニメの杜
「今日はピクニックに行かせないよ!」
「アン・シャーリー! それがあんたのおしおきだよ!」
「それだってあんたのしたことを思えば半分の罰にも足りゃしないよ!」
名作アニメの杜
「ピクニックに行けないだって!」
「だって行ってもいいって約束したじゃない!」
「ねえマリラあたしピクニックにどうしても行かなくちゃならないの だから白状したのよ」
名作アニメの杜
「ピクニックだけは行かせてからどんなにでも好きなように罰してちょうだい」
「ねえマリラ」
「どうかお願いだからピクニックに行かせて!」
名作アニメの杜
「アイスクリームのこと考えてよ!」
「あたし二度と食べるチャンスがないかもしれないのよぉ!」
「いくら泣いても無駄だよ アン!」
名作アニメの杜
「どんなことがあってもピクニックにやるわけにはいかないよ!」
「あぁ〜!もう何も言わないでおくれ!」
(マリラがアンの部屋を出て行こうとするとアンは感極まり泣き叫ぶ)
名作アニメの杜
「あ・・ あ・・ イヤーーー!!!
イヤーー!! う・う・・ ・・・ ・・・
(ベッドを叩きながら泣き続けるアン マリラはそーっと後ずさりしながら部屋を出てドアを閉める)
名作アニメの杜
(マリラは階段を降りてきて上を振り返り 未だ泣きつづけるアンの声を聞く)
「あの子はきっと気がどうかしちゃったんだよ」
「正気の子だったら あんな振る舞いはしないだろうからね」
名作アニメの杜
「気がどうかしてないとしたら よくよく悪い子だ」
「どうもレイチェルは初めっから正しかったようだ」
(マリラは台所に戻ってきて 一つ大きくため息をつき)
「だけどやり出した以上済んだことのグチなどこぼすまい」

名作アニメの杜
(一方アンはまだベッドに突っ伏して泣き続けている)
「うううぅ・・ うううぅ・・・ ううううう・・・」
名作アニメの杜
マリラにとって散々な朝であった
マリラは猛烈な勢いで働いた
何もすることがなくなってしまうと あちこちを磨きたてた
どこも磨かれる必要はなかったが マリラにその必要があった
名作アニメの杜
「うっ うっ うっ うっ うわぁ〜〜〜あああ!!! うぅ・ぅ・ぅ・ぅ・・・・」
(マリラは井戸の水を汲み上げ 拭いたり掃いたり黙々と掃除を続ける)
(そこに干し草をこんもりと積み込んだ馬車に乗ってマシュウとジェリー・ブートが帰ってくる)
名作アニメの杜
(場面はダイアナの家へと変わり バリー夫人がパンケーキを作っていた)
(それをダイアナの妹ミニー・メイがテーブルの下から見上げて)「おいしそうよねぇ」
(バリー夫人はダイアナに)「ダイアナ バスケットを持っておいで」
名作アニメの杜
「どう 似合う? うふふっ」(ダイアナはくるっと回ってみせる)
(バリー夫人は頷き)「ええ ええ ピッタリよ 私が仕立てたんだもの」
「うふふふっ そうね ふふっ」
名作アニメの杜
「ねえ 早く・・」(ミニー・メイがバリー夫人に言う)
「ええ 今すぐですよ」
(ダイアナはバスケットを取って持ってくる)
名作アニメの杜
「アンね 一度もアイスクリーム食べたことないのよ」
「だから今日のピクニックにすごく期待してるの」
「そう」
名作アニメの杜
(場面はグリーン・ゲイブルズへと戻り マシュウが勝手口から入ってくる)
(マリラは昼食の準備を済ませ アンを呼びに階段下まで行く)
「アン ごはんだから下りてきなさい」
名作アニメの杜
(暫く反応がなくマリラは居間に戻りかけたが その時アンは自分の部屋のドアを開け階段の上のところまで来る)
(アンは泣きじゃくりながら階下を覗いて)
「お昼なんか欲しくないわ」
名作アニメの杜
(マリラは目を見開き ソファーに座っていたマシュウは立ちあがった)
「何も食べられないの 胸が張り裂けそうなのよ」
「あたしをこんな目にあわせて いつか心から後悔することがあると思うわマリラ」
名作アニメの杜
(今度は怪訝そうな表情になるマリラ)
「でも あたし許してあげるわ!」
「その時がきたら あたしが許したことを忘れないでね」
名作アニメの杜
「でもお願いだから何か食べろなんて言わないでちょうだい」
「特に豚肉や野菜の煮物は困るわ」
「悩みを抱いてる者に 豚肉や野菜の煮物はあんまりロマンチックじゃなさすぎるんだもの・・」
名作アニメの杜
「へぇっ・・」(呆れかため息かというような声を残し戻っていくマリラ)
(アンも泣きじゃくりながら部屋に戻りベッドに腰掛けると また涙を大量に溢れさせ)
「アイスクリーム・・・ うぅぅ・・」
名作アニメの杜
(アンが下りてこないため マシュウ マリラ ジェリー・ブートの3人で昼食を始める)
「そうさのう あの子もブローチをとったりウソをついたりしちゃいかんな」
「しかし あの子はまだ小さいんだし とても面白い子じゃないか」
名作アニメの杜
「あんなに行きたがっているのにピクニックに行かせないなんて・・」
「マシュウ・カスバート!」
「あんたにはあきれますね」
名作アニメの杜
「あたしはあんまり簡単に許してやったと思ってるぐらいなんですよ」
「それに あの子は自分がどんなに悪かったかちっとも分かってないらしいんだもの」
「あたしはそれが一番心配なんです」
名作アニメの杜
「あの子が本当に悪いと思っているんだったら これほど心配しなくても済むんだけど」
「兄さんはそこんとこが分かってないようですね」
「いつもあの子の言いわけばかりしているんですから」
名作アニメの杜
「そうさのう あの子は・・」
「むしゃむしゃ ずずず んぐんぐ」我関せずなのかわざとなのかジェリー・ブートが大きな音をさせて食べている)
「あの子は何と言ってもまだ小さいんだよ 大目に見てやらなくちゃな しつけを受けたことがないんだから」
名作アニメの杜
「それを今してるんじゃないんですか!?」
「むしゃむしゃ ずず・・ おわ〜」
(ジェリー・ブートが食べ終わったのがきっかけか この会話は一旦打ち切りとなった)
名作アニメの杜

名作アニメの杜
(マシュウとジェリー・ブートはまた馬車で仕事へと向かい マシュウはまたアンの部屋を見上げてアンの心配をする)
(アンはベッドを背もたれにして床に座ってじっとしている)
(マリラは昼食の後片づけをしたり ティータイム用のクッキーを焼いたり 鍋を磨いたり とにかく家事を続ける)
名作アニメの杜
(教会に馬車が到着し子供達がたくさん降りてくる)
「わぁー!」
「わーい!」
「それー!」
名作アニメの杜
(アンは今度はベッドに座っていたが そっと立ちあがり窓の方へ行って外をぼーっと眺める)
(マリラは外に行っていたようで 勝手口を開けて前掛けを叩いてから居間に入る)
「あ そうだ あれを繕っておかないと・・ 出かける時に慌てるのはイヤだからね」
名作アニメの杜
(マリラは自分の部屋に行き 床に置いてあったトランクケースをベッドの上に置いて開け 中にあった一枚の服を広げる)
「あっ」
(失くしたはずのブローチがその服についていて 服を持っているマリラの手がプルプルの震える)
名作アニメの杜
(マリラはブローチを服から外してよく見る)
「まあ一体どうしたというんだろう」
「バリーの池の底に沈んでいるとばかり思っていたブローチがここにあるなんて・・」
名作アニメの杜
(マリラは部屋のドアを開け)
「でもあの子はどういうつもりでブローチをとって失くしたなんて言ったんだろう」
「ああ 本当にグリーン・ゲイブルズは何かに取りつかれているんだ」
名作アニメの杜
「あ痛っ!」
(ブローチの針を指に刺してしまうマリラ)
「あぁ月曜日の午後だ」
名作アニメの杜
「あの肩がけを脱いでから鏡台の上にちょっと置いたんだ」
(回想:マリラはその肩がけをブローチがついたまま鏡台の上からトランク・ケースに移す)
(マリラはブローチをよくよく見ながら)「やれやれ・・」
名作アニメの杜
「さてと!」
(マリラが部屋を出るとポーンと時計が一つだけ鳴る)
(マリラは家を出て小走りで農場へと向かう)
名作アニメの杜
「ジェリー・ブート! すぐに馬車の用意をしておくれ!」
「急用ができたんだよ!」
(それだけ伝えるとマリラは踵を返し ジェリー・ブートとマシュウは無言で顔を見合わせる)
名作アニメの杜
(小走りで帰ってきたマリラはさらに急ぎ足で二階に上がり)
「はぁ〜」
(コンコンとノックをし)「入るよ アン」
名作アニメの杜
(マリラが部屋に入るとアンは窓縁に腰掛け ぼぅ〜っと外を眺めていた)
「アン・シャーリー」
(名前を呼ばれたが 完全には振り向かずに目だけマリラのほうを見るアン)
名作アニメの杜
(マリラはアンの方へと歩み寄り アンの目の前にブローチを持ってきて見せる)
「たった今ブローチがショールに引っかかっているのを見つけたんだよ」
「さあ あたしが今朝聞いた訳の分からない話の意味を知りたいね」
名作アニメの杜
「あら だってあたしが本当のことを白状するまで あたしをここに閉じ込めておくって言ったでしょう?」
「だからあたし告白することにしたのよ」
「どうしてもピクニックに行きたかったんだもの」
名作アニメの杜
「昨日の晩 寝床に入ってから告白の文句を考え出したの」
「できるだけ面白いものにしたのよ」
「そして忘れないように何度も何度も言ったの」
名作アニメの杜
「でもマリラは結局あたしをピクニックに行かせてくれなかったんだから はぁぁ せっかくの苦心もみんな無駄になってしまったわ」
(く・く・く・・)
「あっ はっ はははは・・ ・・・・」
名作アニメの杜
(最初は笑いを堪えていたマリラだがふき出してしまい大笑い アンは無表情のまま)
「ごめん ごめん あんたには負けたよ」
「アン 悪かった あたしが悪かったよ」
名作アニメの杜
「今まであんたが一度もウソをついたことがないんだから あんたの話を疑っちゃいけなかったんだね」
「・・・」(マリラの顔を見るだけで無言のままのアン)
「むろん やりもしなかったことをやりましたなんて告白するのも正しいことじゃないよ」
名作アニメの杜
「とても悪いことだよ」
「でも私がそうするように仕向けたんだからね」
「だからもしあたしを許してくれるんだったら 私もあんたを許してあげるよ アン」
名作アニメの杜
(マリラの顔を見ながら無言で頷くアン)
(マリラはアンの手をとり)
「そしてもう一度やり直そうじゃないか」
名作アニメの杜
「さあ ピクニックに行く支度をしなさい」
「ふわぁ!」満面の笑みで立ち上がるアン)
「あぁ アイスクリーム!」
名作アニメの杜
「はっ! でもマリラ もう遅すぎるんじゃないかしら?」
「大丈夫! まだ2時だよ お茶までには1時間もあるよ」
「顔を洗って髪をとかして 綿じゅすの服を着なさい」
名作アニメの杜
「うん!」
「あたしはバスケットをつめるからね 焼いたものがどっさりあるよ」
「それからジェリー・ブートに馬車でピクニックの場所まであんたを送らせるからね」
名作アニメの杜
「うわぁ〜 マリラ〜!ぁっはっふ」
「5分前には あたしとてもみじめな気がして こんなことなら生まれてこなければよかったと思ったけど・・」
(顔を洗うアン)
名作アニメの杜
「今じゃ天使にしてあげると言ったって断るわ!」
「さあ アイスクリームが食べたかったら急ぐんだよ」
「はっ」(急いでもう一度顔を洗う)
名作アニメの杜
(マリラがクッキーを布で包んでバスケットに入れる)
「まぁ そんなに一杯!?」
「あら 雪の女王様のサクランボね」
名作アニメの杜
「できたてのキイチゴのジャムも入れといたよ」
「はっ 行っといで」(バスケットを持ち上げアンに手渡す)
「ありがとうマリラ 行ってきまーす」
名作アニメの杜
(アンは走って家を飛び出す)
「気をつけてね はしゃぎ過ぎるんじゃないよ」
(外で待機していたジェリー・ブートの馬車に乗り込むアン)「ふふっ」
名作アニメの杜
「ジェリー 急いでやっておくれ」
「へい」
「行って参りまーす」
名作アニメの杜
(ジェリー・ブートが馬車を出し 見送るマリラはやっと安堵の表情を浮かべる)
(アンは草原を走る)
「ダイアナー!」
名作アニメの杜
「ダイアナ―!!っ」
「アン!」
「あははは うふふふふ」
「あははは うふふふふ」
名作アニメの杜
(アンはピクニックの最後尾にいたダイアナに追いつき 二人手をつないで走って列に加わる)
(ティータイムの会場ではご婦人たちがアイスクリームの準備をしていて その間女の子たちは蓄音機の音楽でフォークダンスを踊る)
「ふふふふ」「あははは」「はははは ・・・・」
「ふふふふ」「あははは」「はははは ・・・・」
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「はい アイスクリームだよ!」(ベルさんが手を叩きながら子供達を呼ぶ)
「うわぁ」アンはダイアナの手をとって立ち上がりまっ先にベルさんのほうへと走っていく)
「アイスクリーム〜!」
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(リンド夫人にアイスクリームを盛ってもらい受け取るアン)
「うわぁ〜!」
(アンは大きな山に盛られたアイスクリームをスプーンで崩し一片口に入れる)
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崇高なるもの illustrated by 夏ミトン
special thanks !! illustrated by 夏ミトン
「ん・・ ん〜〜〜♪」
(アンはダイアナと顔を見合わせ ダイアナはニッコリ アンはまたすぐにもう一口)
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(アンとダイアナは他の女の子達と一緒にスイレンの花が咲いている池でボートに乗せてもらう)
「あ〜!!」
「おっとっと!」
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(女の子が花を取ろうとしてボートから身を乗り出し過ぎて落ちそうなったが おじさんが掴んで引き戻したので落ちずにすむ)
「おっお おっお」おじさんが引き戻した勢いでボートが左右に揺れ アンとダイアナも大きく揺さぶられるが アンは大喜び)
「あ はははは ふふふ・・」
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(グリーン・ゲイブルズに帰ってきたアンはマリラとマシュウに今日のことを次々と話す)
「ねえマリラ 今日はあたし実に愉快極まる時を過ごしてきたのよ」
「愉快極まるっていうのは 今日覚えたばかりの新しい言葉なの」
名作アニメの杜
「メアリー・ベルが使っているのを聞いたの とっても感じが出てるでしょう?」
「何もかも素敵だったわ」
「おいしいお茶を頂いたあとハーモン・アンドリューズさんがあたしたちみんなをボートに乗せて下さったの」
名作アニメの杜
「ジェーン・アンドリューズはもう少しでボートから落ちるところだったのよ」
「スイレンを摘もうとして身を乗り出したの」
「アンドリューズさんがその子のベルトを掴むのがほんの少しでも遅かったら 水の中に落ちて溺れていたでしょうね」
名作アニメの杜
「そんな目にあったのがあたしだったらよかったのになぁ・・」
「溺れかけるなんて とってもロマンチックな経験でしょうねぇ」
(マリラとマシュウは顔を見合わせる)
名作アニメの杜
(夕食が終わりマリラとアンは後片付けを始めるが アンの話はなおも続く)
「それからアイスクリームを食べたのよ」
「そのアイスクリームのおいしさは 言葉ではとても言い表せないわマリラ〜」
名作アニメの杜
「ほんとにほっぺたが落ちそうだったわ」
「崇高なるものって ああいうもののことを言うんじゃないかしら?」
名作アニメの杜
(やがて居間はマリラとマシュウの二人になり マリラは繕い物をしながらマシュウに話しかける)
「あたしが間違っていたことはあっさり認めますよ」
「でもいい勉強になりました」
名作アニメの杜
「アンの告白のことを考えると笑いたくなってねぇ」
「笑うどころのことじゃないと思いながらもあのウソの話があんまりね・・」
「アンがウソをついたのはいけない筈なんだけど どうもそれほど悪いとも思えませんしね」
名作アニメの杜
「もとはと言えばあたしの責任だったんですからね」
「・・・」
「あの子にはどこか得体の知れないところがありますね」
名作アニメの杜
「でもね これからいい方に向いていくでしょうよ」
「うん」
(満足そうに頷くマシュウ)
名作アニメの杜
「それから1つだけ確かなことは・・
 どんな家だってあの子のいる所では退屈はありっこないってね」
「そうさのう」
名作アニメの杜
(アンはベッドの前に膝をついてお祈りし 外を眺めるとロウソクの灯を消して床についた)
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(予告)
ダイアナと共に学校へ向かうアンの心ははずみます
次回『赤毛のアン』第13章
アン・学校へ行く」お楽しみに
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